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【CSIJコラム35(2025,7,2)】
「『拡大』人材分科会を実施しました!」

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
時田 剛

 

 今年は梅雨が短いかもしれないと言われるほど暑い日が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。人材分科会で活動している時田から、6月22日に実施した「拡大」人材分科会の紹介をさせていただきます。

〇人材分科会(拡大)とは

 CSIJの中には3つの分科会があり、それぞれのテーマに沿った活動をボランタリーで行っていますが、私たちの人材分科会はセキュリティ人材の育成をテーマに活動しています。普段は隔週でリモート会議をしていますが、やはり面と向かって話をしたい!という思いがあり、今回は人材分科会のメンバーでもあるGSX社にお伺いをいたしました。ちなみに「拡大」の理由は、普段1時間でリモート会議をしているところを、意見交換会を含めると4時間以上話をするからです。

〇何をやっているの
 人材分科会では、大きく3つの柱があり、①世の中で必要とされる新たなロールの検討、②既存ロールをわかりやすく伝える資料の作成、および③人材育成に関わる人たちとの交流を促進、です。そして、これらのテーマを隔週で順番に議論をしながら進めてゆくスタイルを執っています。

〇今回の人材分科会(拡大)はどうだったのか
 本題に戻しましょう。普段は多くても8人くらいで議論をしている分科会ですが、今回の「拡大」分科会には、分科会メンバーのお声がけにより、CySecやJTAGに参加されている方に参加いただき20名近い方々にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。

 冒頭、分科会の活動全般について参加いただいた皆様にお話をさせていただきました。そのあとは、司会をされたGSX武藤さんの手際の良さが眩しいほどに光り、参加いただいたメンバーの自己紹介のあと、NRIセキュアの鈴木さんからライトニングトークとして、総務と新人育成の苦労話を披露いただきました。フリースタイルでお話いただきましたが、これまでの人材育成でどのような取り組みをしてきたか、その苦労話などを余すところなくお話いただいたことで、多数の参加者から意見やコメントが集まり、その場で意見を伝えられるという「拡大」分科会の良さが十二分に発揮された瞬間だったと思います。ただ、非常に活発な意見が出ていたなかで、メインテーマである新しいロールについてのディスカッションに移らなければならなかったのが歯がゆくもあったのは、リモート開催では感じることができなかった感想なのかもしれません。
 

 新しいロールについては、エムオーテックスの小関さんから新しいロールを考えるに至ったきっかけや現状の検討状況についての紹介があったあと、再び活発な意見やコメントが参加者から飛び出しました。新しいロールについてはまだ詳しく書けませんが、世の中で必要だと思われていることは疑いようがなく、CSIJ以外でもさまざまな団体が近しいロールを世の中に提示している状況で、私たちCSIJや人材分科会がどのようなスタンスで世の中に送り出していくべきかをさらに考えるすばらしいきっかけになったと思います。

 2時間ほど「拡大」分科会で話をしたあとは、恒例の?意見交換会です。まずは、恒例の名刺交換から始まりますが、すでに分科会で話をしてきたので、すんなりとネットワーキングも進んでいきました。今回会場となったGSX社は、最近オフィスを移転されたとのことで、会場からアクセスできる会議室がいくつもありながら、緊張感を和らげるクッションのヨ〇ボーなども置かれ、中央にはカウンターも配置されているというオンとオフが交差する場所ともいえます。海沿いにあるオフィスは、時間帯によってはフェリーの姿も見ることができるようで、素敵な会場をご提供いただいたことに感謝しかありません。

 

 このように、すべてが順調に進んだかのように書いていますが、分科会の開始に先立ち、なんと自分が駆け込みで会場に到着するという、いきなりのトラブルを起こしてしまいました。直前まで出張に出ており間に合うはずだったのですが…PCの準備などで参加いただいている皆様の視線にとにかく焦ったことだけはしばらく忘れないと思います。お待たせしてしまいすみませんでした!

〇今後について
 人材分科会では、引き続き3つの活動を主軸に、人材育成の観点からわが国のさまざまな企業や担当者を助ける活動を進めていきます。人材育成のお悩みを一緒に議論し解決してゆくお手伝いができればと思っていますので、今回の「拡大」分科会の活動レポートで興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、CSIJへの参加をご検討ください。様子見での参加も大歓迎です。

 

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